金融の世界じゃどんな外れ値だってあり得るぜ
前の記事で「株式がリターンを生み出さない時代がくる」という話をした。
だからつみたてNISAで積み立てる量を決めるときは注意すべきだとも述べた。
ところでこのこと以外にも、つみたてNISAで意識するべきことがある。
日経平均株価が最安値で7000円台まで下げたことがあるんだよ。
最高値を更新するまで30年間かかってる。
つまり、不動産バブル期に株式を一括で購入したと仮定したら、
最大下落率は80%
下落期間は30年間
これを喰らうことになる。
耐えられんのか?ってことだよな。
もう少しふみこんで考えてみようぜ。
80%下落が起こったということは、90%もあり得る。
30年間沈んだことがあるということは、60年間沈むことだってあり得る、ということだ。
あり得ない?
さよう、可能性は低いように思える。
しかし金融の世界は、物理の世界とは違う。
どんな外れ値だって起こりうる。
だったらどうすりゃいいんだって話だが、どうもしなくていい。
ただ、それが起こったときに現実を受け入れりゃいい。
そういうことも起こりうるんだなと思ってれば、株式に100%つっこもうっていう決断には自然にブレーキがかかるだろう。
それって自分を助けてくれると思うんだよな。