レイ・ダリオは言った。株式はリターンを生まなくなる
国が国民に株式に投資することを推奨してる。
つみたてNISAっていう制度だな。
そして世間一般的に推奨されてるのは、インデックス投資信託だ。
株価指数に連動する投資信託だ。
日経平均とか、ダウ平均とか、市場全体を買ってるイメージだな。
このインデックス投資信託をつみたてNISAで積み立てることについては、オレ様も賛成だ。
不動産や現金だけだと心もとない。
できれば株式もあったほうがいいからだ。
しかし何かが盛り上がってるとき(今回はインデックス投資)その潜在リスクについては語られないことが多い。
ここは注意が必要だぞ。
有名ファンドマネージャーのレイ・ダリオは「いずれ株式がリターンを生み出さなくなる時代がやってくる」と言っている。
オレもそう思う。
たしかに株式市場は誕生して以来ずっと成長し続けている。昔に買って保有してる人は、今かなりもうかってるだろう。ウォーレン・バフェットが良い例だ👴
しかし、何ごとも永久に成長し続けることはないということに注意しよう。
いつかは頭打ちがやってくる。
考えてみよう。「今後も株式は成長し続ける」という主張の前提は「世界人口が増え続ける」というものだ。
この「人口は増え続ける」という前提だが、どうも真であるとは言えなさそうだ。
というのも、世界人口は70億人だが、いま人口増加を上から押さえつける力がはたらいている。
それは同時に経済発展を妨げる力だ。
その力とは、温室効果ガス問題、食糧問題、水問題、エネルギー資源問題などだ。
これらが経済発展・人口増加の大きなブレーキになっている。
人口と経済は互いに強化しあう関係にある
経済発展すれば人口は増える。
人口が増えたら経済発展する。
よってレイ・ダリオと同じく、株式がリターンを生まなくなる時代が来るとオレは思ってる。
ただ、だからと言って株価が上昇してるのを指をくわえて見てるわけにはいかん。上昇してるうちは保有して利益を取りにいきたいところだ。
くりかえしになるが不動産や日本円だけ、みたいに少なくて偏った資産クラスに集中するかわりに。異なる値動きをする資産クラスに分散するのが良いと思う。
というわけで、投資初心者にとっていちばん安全と思われる資産割合を考えてみた。
もしオレ様が金持ちならとりあえず考えられる資産割合は、生活資金をのぞいて、こうする。
株式(インデックス投資信託) | 25% |
現金 | 25% |
不動産 | 25% |
金 | 25% |
どうだ?
これで大間違いは無かろう。
ただ人によれば、不動産の3倍も他の資産クラス持つとかできるかーアホかー、と言うかもな。
だがピッタリ25%ずつじゃないとダメということはなくて、いつかこの配分になるように頑張る、というスタンスでいいと思う。
たとえば今、
株式 0
現金 10
不動産 90
金 0
であれば現金10を、株式と金に3ずつ振り分ければいい。
このように。
株式 3
現金 3
不動産 90
金 3
つまり不動産のことは忘れて、収入を株式・現金・金に均等に振り分けていく。
現金25%は多すぎる?
然り、実を申せばオレもこんなに持ちたくない。現金が長期で一人勝ちするシナリオは見えんからな。
しかしそれは今がインフレ下だからそう思えるだけのこと。
デフレになる可能性は、ある。
現金がきらいなら、株式や不動産に振り分けて利息収入を狙いにいく手もあるにはあるが、デフレになればどっちも下落する。現金0%にはしないほうがいい。
今後、考えられる経済状況は、
インフレかデフレか
好景気か不景気か
この組み合わせで起こりうる。
ここで上の表の配分なら、どの場合でも大やけどは無い。
ビットコインが無えじゃねえか、と思う人もいるかもしれん。
だがビットコインが暴騰したとしても、そんときゃ株式か金が上がってると思うから、大きな取りこぼしは起きないと思うんだよな。
これ以上に資産クラスを増やしてもたぶん、リスクはそんなに減らない。
株式や金と相関がある資産が多いから。
まあ一説によると、
高級ワイン
アンティークコイン
天然ガス
農産物
が株式・金たちとは異なる値動きをするらしく非常に興味深い。
だがこれは上記4分割で運用に慣れてからの話だろうな。
不動産は無理して持つ必要はないと思う。
株式:現金:金 = 1:1:1
の3分割でいい。
シンプルだろ?
出発点としては結構イイ線いってると思うんだよな。